こんばんは。
札幌市北区の行政書士 斉藤将巳です。
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今日は「決算書から会社の状況を読み解く~貸借対照表と損益計算書の違い」についてお話しします。
経営者の方で、多くの方は、「貸借対照表と損益計算書は、それぞれ一体何のためにあるのか?」という役割を理解していません。
しかし、これらは、決算書を読み解くために超重要です。
これが分からないと、決算書から経営分析はできません。
まず、損益計算書について説明します。
損益計算書は、「その会社の一年間の儲け(または損)を表したもの」となります。
大事なポイントは1.「一年間の」、2.「儲けを表したもの」ということです。
次に、貸借対照表について説明します。
貸借対照表は、「会社の設立の時から、現在に至るまでの会社財産の内容を表したもの」です。
大事なポイントは、1.「会社設立の時から現在に至るまでの」、2.「会社の財産の内容を表したもの」ということです。
上記の点を踏まえて、損益計算書と貸借対照表を比較してみます。
まず、大事なポイントとしてあげた1.のキーワードを比較してみると
「一年間の」 ⇔ 「会社の設立の時から現在に至るまでの」
となります。
すなわち、損益計算書は、その期(1年間)の内容を表しているのに対して、貸借対照表は創業から何年もの期間が対象になっているわけです。
このことから、貸借対照表と損益計算書は、同じ時系列で考えてはダメということが分かります。
次に、大事なポイントとしてあげた、2のキーワードを比較してみると
「儲け(または損)」 ⇔ 「会社の財産」
となります。
すなわち、損益計算書は会社の利益(または損益)を表しているのに対して、貸借対照表が表しているのは会社の財産です。
このように、損益計算書と貸借対照表は、全く別の内容を表しているのです。
ただし、損益計算書と貸借対照表は、何の共通点もないわけではありません。
損益計算書と貸借対照表をつなぐ要素が一つあるのですが、それについては明日、お話しします。
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